世界の英知を復興へプロジェクト、東北マリンセミナー〜東北水産業の復興はどこまで進み、どこへ向かうのか〜を開催しました。
被災地の水産業の状況と将来への期待を11人の登壇者に語っていただき、大変有意義な時間でした。
■開催日時:2017年3月13日 13時〜17時
■TKPガーデンシティ仙台 ホール30B
■主催:東北水産業復興研究会
後援:ノルウェー王国大使館、(公財)東北活性化研究センター、(特非)まちづくり政策フォーラム
■主旨
東北水産業復興研究会(座長:大泉一貫)では、ノルウェー王国から支援を受けて東日本大震災に見舞われた被災地の水産業復興を目指して情報交換や勉強会を重ねてきました。震災から6年を経過し、被災地では活力ある水産業の再構築に向けて復興を力強く進めています。今回のシンポジウムでは、イノベーションによって生まれ変われつつある東北水産業の今を確認し、次世代の担い手が生き生きと働くことができる水産業の未来について考えていきたいと思います。
■プログラム案
13:00〜 開会の挨拶 大泉一貫(宮城大学名誉教授)
司会:鈴木孝男(宮城大学)
13:10〜13:50 (40分)
(1) 基調講演
「気仙沼の復興に向けた阿部長商店の挑戦と展望」
阿部 泰浩 氏(株式会社 阿部長商店代表取締役社長)
13:50〜15:40 話題提供 (15分×6人=90分+20分)
(2) 市場力のある持続可能な水産業へのイノベーション
「岩手県の漁業における東日本大震災からの復興の現状と課題」
後藤 友明 氏(岩手大学三陸水産研究センター)
「海の恵みを大切な「あなた」へ。被災地の活力を取り戻す水産物の6次産業化」
伊藤 浩光 氏(株式会社 海遊)
「地域ブランドの形成と若者を引き寄せる居場所づくり(案)」
小野寺 靖忠 氏(株式会社オノデラコーポレーション)
「サケマス養殖の動向」
中山 圭介 氏(ノルウェー王国大使館)
「水産イノベーションと世界をターゲットとした戦略(案)」
片野 歩 氏(水産ジャーナリスト)
「東北の漁業を成長産業に!」
勝川 俊雄 氏(東京海洋大学)
(質疑応答 10分)
15:50〜16:55
(3)磯焼け対策の世界モデル構築の挑戦 15分×4人=60分
「磯焼けの現状」
田邉徹氏(宮城県水産技術総合センター気仙沼水産試験地域水産研究部)
「各国における磯焼けの現状と対策とウニの畜養プロジェクトについて(案)」
高橋 栄樹 氏(歌津漁協青年部)
「仙台市場から見る蓄養ウニの今後について」
菅野清人氏(仙都魚類株式会社)
「宮城県における水産復興の取り組み紹介(案)」
西川 正純 氏(宮城大学)
16:55〜17:00 閉会の挨拶
17:30〜 情報交換会 JALシティホテル