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15.04.22

水産飼料の動向と今後の展望 東北水産業復興研究会

150422東北水産業復興研究会

内容

日時:2015年4月22日(水)
テーマ:水産飼料の動向と今後の展望
講師:川上高弘氏(日本配合飼料株式会社飼料事業本部水産飼料部)
裏南賢太氏(伊藤忠飼料株式会社水産飼料事業部)
日時:2015年4月22日(水)16時〜18時
場所:ワークショップスペース『BEGIN』
参加者:10名

レポート

南三陸町ではウニの畜養実験を展開しています。
人工飼料を与える畜養にとって、良い飼料の確保が品質の善し悪しを左右します。
南三陸町の取り組みでは、ノルウェーから飼料を輸入していますが、今後安定供給を図っていくためには生産体制を拡大していく必要があり、国内での飼料を調達できる体制づくりを考えていかなければいけません。
そこで、国内の水産飼料産業の動向を学ぶことを今回のテーマとしました。

国内の養殖産業は、北海道を除くと西高東低となっており、西日本の方が盛んです。
東北では養殖産業の規模は非常に小さく、近場に飼料工場も少ないです。

世界的に見ると、魚を食するニーズの高まりもあり養殖産業が拡大しているのに、じつは日本で縮小ぎみです。
現在の最大の課題は、水産飼料の高騰です。
国内の養殖産業の経営に打撃も与えています。
めまぐるしく変化する飼料業界に振り回さえる畜養・養殖産業の現状を共有することができました。

カテゴリー:ノルウェーに学ぶ水産業   投稿日:15.06.30