内容
主旨:
水産資源の付加価値を高めていくための技術として、フィッシュポンプと冷凍の最新システムについて学ぶ
日 時:2015年6月5日(金)13時30分〜16時30分
演題・講師:
(1)フィッシュポンプを活用した水産イノベーションの展望(仮題)
藤井貞治氏(株式会社タイムズ)
(2)先端冷凍技術を活用した水産物の付加価値形成(仮題)
伊東一敏氏(株式会社前川製作所東北支店)
高橋朋子氏(株式会社前川製作所技術研究所)
会 場:住友生命仙台中央ビル(SS30)20階 第2会議室B
参加者:17名
レポート
漁船から漁槽への移送、漁槽から陸上(加工施設)への水揚げで、鮮度と品質を維持するとともに、労力を削減できるフィッシュポンプの仕組みを学びました。ノルウェー等では普及していますが、日本での導入事例はまだ少ないです。高度な衛生化、安全性・省力化などにおいて、フィッシュポンプの可能生を認識することができました。
冷凍施設も進化しています。冷凍することにより、食品の栄養成分や鮮度を保持したまま長期保存でき、季節や場所に囚われることなく出荷できるようになり、販路の拡大などの効果を生みます。一方で、多大な設備投資、余分なエネルギーの消費などによりコスト高になってしまったり、食品によって食感が落ちるなど品質を低下していまうケースもあります。とはいえ、多様な食品に対応した冷凍技術の確立するための研究が進み、環境に配慮した高度な設備開発が進められているようです。