次世代施設園芸石巻拠点の竣工式が行われました。
事業主体は農業生産法人 (株)デ・リーフデ北上。
およそ2年間の工事を終え、9月からパプリカ(1.3ha)とトマト(1.1ha)の栽培が始動しています。
10アール当たりパプリカ20トン、トマト32トンの生産が目標。
化石燃料の使用では、5年間で3割の削減を目指している。
オランダのフェンロー型温室(連棟型温室)、養液栽培システムが導入されました。
細い骨組みと高い軒高の建物フォルムで、高い採光率を達成できる点が施設の特徴です。
竣工式の日は晴れていたので、施設内は非常に明るく、きれいでした。
フェンロー型温室の詳細については、本事業で提携しているトミタテクノロジーのサイトを参考下さい。
http://www.tomitatechnologies.com/site/shisetuengei/cn22/pg126.html
本事業は、これまでオランダ王国から多大な復興支援を受けた取り組みです。
法人名も、1600年(江戸時代)に日本に初めて漂着したオランダ船「デ・リーフデ(慈愛)号」に因んで名付けられました。
生業の復興なくして、東北の復興は実現できません。
デ・リーフデ北上では、40名の雇用を生み出していますが、パートさんなどの人手不足は解消されていません。
これからが正念場。主要スタッフは若くフレッシュなメンバー、今後の活躍を期待したい。