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14.07.24

蘭日植物工場ワークショップ

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オランダ大使館は、東京ビッグサイトで開催される施設園芸植物工場展(GPEC)への出展にあたり、植物工場を推進する経済産業省との共催で「蘭日植物工場ワークショップ」を開催しました。

■開催主旨
 近年、植物工場の概念は広く知れ渡るところとなり、日本国内の植物工場の数も増加を続けております。ワークショップでは、両国の政策、技術、栽培分野に造詣の深い講師陣が、多角的な視点から最新鋭の植物工場の実態についてご紹介します。植物工場と一言で言っても、その種類は様々です。本ワークショップでは、完全人工光型、太陽光利用型、そして太陽光・人工光併用型のいずれについて取り上げ、考察を行います。
 植物工場や調光ガラス温室は、オランダ式集約型農業を日本に導入するにあたって、またとない可能性を多く秘めています。九州ほどの国土面積しか持たないオランダが、いまや世界第二位の農産物輸出国にまで成長したのは、集約型農業があったからに他なりません。
 昨年一年だけ見ても、安倍総理大臣をはじめ、甘利経済再生担当大臣、林農林水産大臣、根本復興大臣らが、世界最大規模を誇る施設園芸農業拠点であるウェストラントを訪問、オランダ農業に高い関心が寄せられています。植物工場の分野における両国の産官学提携への機運はこれまでになく高く、両国が培ってきた専門的知識や技術を共有・交換する機は今まさに熟しているといっても過言ではありません。両国の植物工場の第一人者による本ワークショップを今後の皆様のビジネスにお役立ていただきたいと考えます。

■プログラム
開会の挨拶
 駐日オランダ王国大使ラーディンク・ファン・フォレンホーヴェン

講演1 経済産業省
 地域経済産業グループ課長補佐 大星光弘

講演2 ホーテイマックス グローイング ソルーション社
 研究開発部長Dr.アド・デコーニング

講演3 大阪府立大学 
 植物工場研究センター長 安保正一

講演4 グリーンQ社
 技術コンサルタント アルコ・ヴァン・デル・ハウト

講演5 株式会社グランパ 
 代表取締役社長 阿部隆昭

講演6 プリバ社
ハードウェア・テクノロジー・リサーチ・プログラム・マネージャー ニック・レイ

講演7 富士通株式会社
 イノベーションビジネス本部ソーシャルイノベーションビジネス統括部シニアディレクター 若林毅 

講演8 フィリップス・ライティング・ホールディング社
 事業開発マネージャー ライニール・ドンケルスロート

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カテゴリー:オランダに学ぶ農業   投稿日:15.12.16