内容
三陸復興に向け、ノルウェーの技術で開発された人工飼料を使った日本初の畜養プロジェクトで取り扱っているウニを食べ比べる市民カフェを開催しました。この事業はセンダイ自由大学と共催で行い、幅広く市民の方から参加いただきました。ウニの試食を通じて、事業化に参考になるアイデアと課題をいただくことができました。
天然ウニと畜養ウニを食べ比べて、改良の余地がありと感じたのは2点。
1点目は、堅さです。
畜養ウニはふわふわしている感じで非常に柔らかいです。
箸で取るのも一苦労で、実が崩れてしまうので見た目が悪くなってしまいます。
畜養の期間の問題か、エサの問題かどうか、原因を追求して必要があります。
2点目は、色味。
畜養は天然より白いので消費者には印象が低下してしまいます。
これはエサの配合で改善できる可能性は大きいとのこと。
とはいえ、苦みや臭みは少ないし、食感はトロっとしていて美味いです。
多分、畜養だけ出されたら、満足度が高くなるのではとも感じました。
今回は、消費者の反応を確かめる良い機会となりました。
協力いただきました参加者の皆さん、センダイ自由大学さん、カフェ&レストラン「FAVORE」の方々に感謝です。
日々悪戦苦闘する歌津青年部の活動に対して皆さんからも応援をよろしくお願いします。
プログラム
日 時:2015年4月22日(水)19:00~21:00
場 所:カフェ&レストラン「FAVORE」(仙台市青葉区国分町1-6-15)
参加者:35名
1.「世界の英知を復興へプロジェクト」ってどんなもの?
(宮城大学事業構想学部 鈴木孝男)
2.磯焼けの現状・ウニ畜養技術を勉強しよう!
(歌津漁業協同組合青年部 高橋栄樹さん)
3.天然ウニと畜養の食べ比べ
4.シェフのおすすめウニ料理舌鼓
カフェ&レストラン「FAVORE」シェフによる畜養ウニ料理
5.畜養ウニを広がるアイデアセッション
畜養ウニにどんな可能性があるか?